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相手は生き物
牛の反応がやりがいに繋がります

総合研究所 農業研究領域 畜産グループ

2018年入社/埼玉県出身(新卒入社)

N・Mさん

※所属・肩書は当時のものです

これまでのキャリア
2018年
総合研究所 第一グループ
2019年
総合研究所 農業研究領域 畜産グループ

インタビュー

【現在の仕事内容】
牛用飼料製品の新規開発や既存製品の改良、分析業務を担当

現在の業務内容を教えてください。

牛の健康維持向上に貢献する飼料製品の新規開発、当社既存製品の改良を行っています。また、お客様から分析依頼のあった餌の栄養成分を調べる飼料分析業務も行っており、その成分をもとに当社営業部門が飼料設計を行うなど、数値的な部分で営業をバックアップしています。その他、学会や論文等から畜産・酪農の最新知見に関する情報を収集し、営業部門にレクチャーを行ったり、当社飼料事業部HPにて技術情報の発信なども行っております。

【ニッテンに興味を持ったきっかけ】
大学時代に北海道での実習を通して飼料の奥深さを学ぶ

就職活動時にニッテンに興味を持ったきっかけは何でしたか?

大学時代に北海道の酪農家さんのもとで搾乳、哺乳、給餌、牧草の収穫等の実習をさせていただき、その中で飼料の重要性や奥深さを学んだことがきっかけで、牛や飼料に携わる仕事がしたいと思うようになりました。当社は、食品をはじめとする幅広い事業の中に飼料事業が組み込まれており、国産食品副産物を活用した特色ある機能性飼料を提供できることは他社にはない魅力であると感じました。また、研究職では企画・立案から製品化まで携わることができること、自社農場があり牛の様子を観察しながら開発した飼料の有効性がしっかり検証できるところに魅力を感じました。

【仕事で大切にしていること】
小さなことでも周りと共有し話し合うことで効率化へ

日々の仕事で心がけていること・大切にしていることを教えてください。

基本的なことですが、どんな小さなことも周囲と共有して話し合うことを心がけています。これは、間違いに気づく、アイデアがたくさん出ることで失敗を成功に変える、同じことを重複して取り組むことを防ぐ(時間の有効活用)などといったメリットがあると考えています。
また、牛がよい反応を示してくれた時にやりがいを感じます。例えば、開発した飼料を牛がよく食べることを確認できると一安心。牛の健康に寄与するかどうかは血液成分を通して評価することも多いですが、下痢をしなくなった、など「目に見えてよい」を実感できたときにはうれしく思います。

【苦労したことや大変な点】
時には不規則なスケジュールも伴う

仕事をするうえで大変な点や苦労したことはありますか?

研究開発の最初から最後まで担うことができる分、各業務の進捗管理に苦労することもあります。妊娠牛や新生子牛など、特に疾病リスクの高い時期に、飼料でいかに解決できるかを検討する試験も多く、分娩に合わせて不規則なスケジュールとなることも少なくありません。また、生き物が相手であるため、計画通りにいかないこともしばしばあります。時間も含め、限られた貴重な資源をいかに活用するかが非常に重要であると感じています。
周囲との連携なしでは難しい部分も多くありますが、メモを活用してto doの順序立てやペース配分を常に意識しながら進めています。

【ニッテンならではの強み】
幅広い事業展開による新たなものが生まれる可能性

業務を行う上でニッテンならではの強みだと感じるのはどんな点ですか?

砂糖の会社、ペーパーポットの会社、などとして知っていただけていることで、飼料業界外からも興味を持ってもらえるのは強みだと思います。ある農業関係者が集まる展示会に出展した際には、当社が飼料事業をやっていることを知らない方や畜産関係者ではない方も多い中、他事業で当社の名前を知っていただけていたことがきっかけで、話を聞きに来てくれた方もいました。そういった出会いから会社としての取引に繋がったりと、全く関係ないようにみえる分野ともつながりができ、新たなものが生まれる可能性があるのは色々な事業を行っている会社だからこそだと思います。

【将来の展望】
物事をあらゆる視点から考え、気づく力を身につける

将来はどのように成長していきたいと考えていますか?

会社を取り巻く状況や畜産酪農情勢の変化にいち早く反応できるように日々アンテナを張り巡らし、酪農生産者様が長く安心して使い続けられる製品や有用な情報を発信するため、物事をあらゆる視点から考え、気づく力を身につけていきたいです。
また、入社以来、部署異動はありませんが、社内外の様々な方々と出会う機会をいただき、周囲に助けられながら研究の幅も少しずつ広がっているように思います。今後どのような立場になっても、頼り頼られる関係性を大切にしていきたいです。

代表的な1日のスケジュール

8:00

出社・メールの確認

8:30

分析業務のスケジュール打ち合わせ

9:00

試作飼料の調製、ペレット製造

13:00

農場における乳牛への給与試験の準備
(必要な資材の調達、飼料計量など)

14:00

研究データ整理

15:00

研究打ち合わせ

16:00

書類作成

16:45

退社

求職者の皆さんへメッセージ

何事にも疑問を持ち、臆せず何でも訊いてくれる人には向いていると思います。わからないことはそのままにせず自分で調べたり、質問してくれればきっと周りも色々なことを教えてくれると思います。
また、牛と向き合う時間が長いので、じっくり動物を見ることが好きな人にはおすすめです。色々なデータを扱いますが、データに埋もれていかないためにも牛の反応、状態とデータを照らし合わせることが必要であり、観察力も重要だと思います。
また、異分野間の交流も多く風通しの良さを感じますし、上司にあたる立場の人にも提案・議論ができるのは働く環境として魅力的だと思います。興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

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