最適解を探り、生産意欲を向上させる
設計開発を目指します
総合研究所 農業研究領域 畑作園芸グループ
2010年入社/北海道出身(中途入社)
S・Hさん
※所属・肩書は当時のものです

- これまでのキャリア
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- 2010年
- 農業資材販売部 農業資材販売課
- 2011年
- 農業資材販売部 紙筒製造課 製造グループ
- 2018年
- 紙筒事業部 製造課 製造グループ
- 2020年
- 総合研究所 農業研究領域 畑作園芸グループ
インタビュー
- 【現在の仕事内容】
- 紙筒(ペーパーポット)関連の研究で新商品の開発を担当

現在の業務内容を教えてください。
紙筒(ペーパーポット)関連の研究で新商品の開発と共に、国内唯一の製造ラインをもつ清水紙筒工場の能力増強計画に対応する設計開発を担当しております。特に、チェーンポット(一定の株間でチェーン状になって引き出される苗が簡易に移植できる商材)が好評で、ラインナップ(5、10、15cm株間)に加えて30㎝(主にキャベツ向け)のロングピッチチェーンポットの製造機を開発し、2023年春に上市することが出来ました。また、チェーンポットの相棒として長年活躍している簡易移植機のひっぱりくん®は海外にも広がっているため、皆様に喜ばれる新型機について研究を行っていこうと考えています。
- 【ニッテンに興味を持ったきっかけ】
- てん菜の有効利用にいろんな角度からアプローチ

就職活動時にニッテンに興味を持ったきっかけは何でしたか?
ニッテンの前に、関連企業であるサークル機工で農業機械の開発業務をしておりましたが、てん菜生産者様の役に立った時のやりがいがきっかけとなっております。第一次産業に貢献するニッテンの一員になってからは、てん菜をいろんな角度から、それも様々な特殊技能をもった方々がその有効利用についてアプローチしていく組織であるのが魅力的です。
- 【仕事で大切にしていること】
- それぞれの視点を持ち、ディスカッションをする

日々の仕事で心がけていること・大切にしていることを教えてください。
心掛けているのは、まず自分の意見・考え方を持ち(間違っていることもあるけど)、それを発信する前にいろんな角度から見つめ、ディスカッションした中で最適解を共有していこうという姿勢です。
プロジェクトを任された時の事を紹介すると、一緒に議論したメンバーがそれぞれの視点からの意見が開発の重要なキーになり、製造精度の課題をクリアした時の喜びを共有できたことの経験から、「餅は餅屋」のことわざは自分の教訓として生かしていこうと心がけています。
- 【苦労したことや大変な点】
- 大変な時ほどコミュニケーションを多くとる

仕事をするうえで大変な点や苦労したことはありますか?
大変だな~とその時は感じていたはずですが、思い返すことができないので、自分の性格上、印象の上書きがされているようです。強いていうなら、目の前のことに瞬発的に集中的に取り組む中で、思わぬ幸運でいつも助けていただいている気がします。たぶん、大変な時ほどコミュニケーションを多くしているのが幸運の元になっているのかもしれません。
あえてひねり出せば、「この業務(作業)本当に意味ある?無駄じゃない?」と思いながら仕方なく進める業務は苦手で、単調な繰り返し作業が自分には合わず、ストレスに感じることがあります。こういったときは手を動かしながらも自動化などの効率化方法を考えたり、今これをする意義を議論したりすることでモチベーションを保つようにしています。
- 【ニッテンならではの強み】
- 全部門が一丸となった協力体制

業務を行う上でニッテンならではの強みだと感じるのはどんな点ですか?
農業に貢献する企業として「研究」「原料」「製造」「販売」やそれらを支える「経営」「人事」「総務」「情報システム」等が一丸となった協力体制があるので、自分の設計業務に集中できるのはありがたいです。また、てん菜産業のパイオニアとして自他共の幸せ(価値共有)を推し進めているところは強みであり魅力的だと思います。
- 【将来の展望】
- 研究室横断的なプロジェクトに関われるような人に

将来はどのように成長していきたいと考えていますか?
学生の頃、バイト先の農家に紹介されたハイテク化しつつあった農業機械に魅せられ、この方面を仕事にしようと励んできました。現在は製造機械の設計が中心ですのでオペレーターの視点に立った設計技術を磨いていきたいと考えています。研究所ではそれぞれ特殊技能をもった方々の集まりなので、この機会に他分野の研究にも興味を持ち、将来的にプロジェクト(研究室横断的な)研究に関われるような力を身に着けたいと思います。
代表的な1日のスケジュール
- 8:00
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出社
- 8:10
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圃場・ハウス管理、見回り
- 8:30
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デスクワーク、設計業務等
- 12:00
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昼休憩
- 13:00
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デスクワーク、時に清水紙筒工場へ出張
- 17:00
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庶務
- 18:00
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退社
求職者の皆さんへメッセージ
総研においては、歯に衣を着せぬ意見がいろんな角度から頂戴でき、全社的にも慈愛の雰囲気があるところです。また、チャレンジ精神を評価してくれる環境ですので、興味のある方は安心して挑戦してみてください。
