食品研究

てん菜から得られるモノすべてを有効利用

オリゴ糖をはじめとする新規食品素材の開発、イースト関連製品や他微生物を利用した新規製品開発の他、てん菜産業化に向けた新技術についても取り組んでいます。

製糖副産物の有効利用と新規機能性素材開発

てん菜から砂糖を製造する際に発生する副産物を有効利用した新製品の開発を進めています。
砂糖の国内需要減少という状況の中、微生物由来の酵素の力を活用し、ショ糖を出発とするオリゴ糖などの付加価値製品の開発に取り組んでいます。
一連の研究では、微生物の探索や育種改良、製造方法の研究、食品機能性の研究(臨床試験)などに携わり、大学等との共同研究も積極的に行っております。

ラフィノース  ベタイン  ビートファイバー  DFAⅢ  フラクトオリゴ糖

多様な微生物を利用した製品の開発

当社は製糖副産物の糖蜜を栄養に、パン酵母を製造し、販売しています。研究所では、発酵力や風味など様々な酵母の特性のほか、酵母の持つ機能性や栄養素としての可能性についても研究しています。また、これまでに培ってきた微生物培養技術を活かして、酵母のみならず、多様な微生物を利用した新規素材や製品開発に取り組んでいます。

旨パン職人  とかち野酵母  インスタントドライイースト  

てん菜産業化への研究

「二酸化炭素の高吸収作物であるてん菜の可能性」を追及するため、「油脂を蓄積する微細藻類の糖蜜培養方法の研究」(東京大学) などの研究コンソーシアムに参加し、取り組んでいます。

JST/OPERA 低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出

研究領域紹介

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア