気候変動への対応

気候変動は、てん菜を基盤として事業を行う当社にとって、重要課題と認識しております。気候変動に関わる諸問題について経営リスクと捉えるとともに、新たなビジネスチャンスの可能性も意識し、 様々な視点から持続的な発展を目指します。

温室効果ガス削減

■ 工場・オフィス・不動産事業等で使用する電力・燃料のCO2排出量削減

工場・オフィスにおいて発生するCO2排出量(Scope1,2)を削減 対象:日本甜菜製糖 単体

主な取り組み 評価指標 目標
2024年度 2027年度 2030年度
・製造工程等における
CO2排出量削減の取組
CO2削減量
(2013年度比)
-38,700t-CO2
12%減
-52,300t-CO2
16%減
-77,700t-CO2
23%減
・再生エネルギー利用によるCO2排出量削減の取組 CO2削減量
(2013年度比)
-4,700t-CO2
1%減
-27,900t-CO2
8%減
-50,500t-CO2
15%減

*サプライチェーン全体の排出量把握を目的としたScope3の算定についても準備を進めております

■ 社用車、社用農業機械等の使用燃料のCO2排出量削減

社用車新規購入時のHV選択や、輸送効率化の推進により、CO2排出量を削減

主な取り組み 評価指標 目標
2024年度 2027年度 2030年度
・社用車にHVを導入 HV導入割合 9% 31% 57%
・紙筒製品の輸送効率化につながる保管拠点変更
・紙筒製品の配送条件の見直し
- パレット輸送の導入 
小口配送条件の見直し
輸送・物流拠点の
効率的運用推進継続
輸送・物流拠点の
効率的運用推進継続

林業への貢献

■ 大量のCO2を吸収し炭素を長期間貯蔵する林業事業に当社技術(紙筒移植他)を活用し、国内外に普及させる

伐採後の計画的な植林を可能にする紙筒育苗技術の国内外への普及を図る

主な取り組み 評価指標 目標
2024年度 2027年度 2030年度
(国内外)
・紙筒育苗技術による森林保全
・新素材紙筒の商品開発
(国内)
・育苗技術の確立
・民有林での積極的な普及・推進活動
・林野庁『伐採と造林の一貫作業システム』における紙筒苗木の容認と普及推進
(海外)
・台湾市場での普及促進
紙筒
国内外の販売(普及)
数量
〔スギ換算当たりの
CO2吸収量/年〕
400ケース
〔38千t:累計100千t〕
680ケース
〔63千t:累計268千t〕
780ケース
〔72千t:累計479千t〕
- 新素材を使用
した新規商品の開発
供給開始 普及促進

牛由来メタン減少

■ 呼気中のメタン発生量を減少する牛用飼料の開発

地球温暖化にも影響を与えうる牛のゲップ(メタン)を減少させる飼料の開発に取り組む

主な取り組み 評価指標 目標
2024年度 2027年度 2030年度
・メタン発生軽減資材の選定
・製品の開発と拡販
メタン発生量減少飼料の開発

メタンモニタリング
設備により
カギケノリ等藻類の
メタン抑制効果を検証

牛の呼気中のメタン
含量を20%削減する
飼料を商品化
普及・拡販

マテリアリティと推進体制

サステナビリティの取組み

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア