てん菜、糖分の他の成分は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

てん菜の成分構成

その年々の気象条件などによっても変わりますが、大まかに、水分 76% 砂糖 17% その他 7%の割合となります。


その他は、繊維質(ビートパルプ)を中心とし、微量ですがオリゴ糖やアミノ酸などの有用成分も含まれています。アミノ酸の一種であるベタイン(英語でbetaine)は、19世紀にてん菜から初めて分離されたため、てん菜の学名(世界共通の名称)であるBeta vulgaris(ベタ ブルガリス)より名付けられました。ベタインにはうま味があり、調味料として使われる他、保湿性など様々な特長があり、化粧品にも使われています。

てん菜の生産適地

原産地に近いフランスやオーストリアなど、夏が涼しいヨーロッパの地域が適していると言われています。日本では、ヨーロッパに似た気候である北海道でのみ栽培されています。適しているというだけあり、ヨーロッパの一部では根に蓄えられる糖分が20%を越える地域があるようです。また、日本でも気象条件によっては一部の畑で20%を超えることがあります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア