コーポレート・ガバナンス

 当社は、近年のコーポレート・ガバナンス改革の進展に合わせて、より実効性の高いコーポレート・ガバナンスを実現するため活動を行っております。今後も経営の健全性や透明性を高めるとともに、株主、取引先などのステークホルダーとの信頼関係を構築することにより、企業価値の向上に努めて参ります。

基本方針

 当社は「開拓者精神を貫き 社会に貢献しよう」の社是のもと、北海道寒地農業の振興と国内甘味資源自給率確保の社会的使命を企業理念として、主業のビート糖事業を中心に公共性の高い事業を営んでおります。
 甜菜(ビート)は、北海道の畑作農業に欠くことのできない基幹作物の一つでもあります。そのため、ビート糖事業には原料生産者をはじめ多くのステークホルダーが存在しており、企業利潤追求の枠を超えて、長期的かつ安定的に事業を継続することが求められております。
 また、当社グループはビート糖事業以外にも、精製糖、飼料、農業資材、不動産などの様々な事業を展開しておりますが、企業としての継続的な成長と、企業価値の向上を目指すとともに、「持続可能な社会の実現」のために引き続き努力していきます。加えて、企業の社会性の観点からコーポレートガバナンスの充実に努め、経営のさらなる効率化と意思決定の迅速化を図ってまいります。

コーポレート・ガバナンス強化の歩み

 コーポレート・ガバナンスを充実・強化することで、公正な企業活動を期すとともに、経営の透明性を高め、意思決定の迅速化と機動的な経営の執行を図ります。
 また、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のためには不可欠と考えております。
 2020年6月にコーポレート・ガバナンスの強化を図るため、執行役員制度を導入し取締役の員数を減員、あわせて取締役8名のうち社外取締役を3名とすることで、取締役会に占める社外取締役の比率を1/3以上としております。さらに2021年2月に指名・報酬委員会を設置しました。
 今後もコーポレート・ガバナンスの強化に努め、日甜グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。

コーポレート・ガバナンスの体制

2021年2月に指名・報酬委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスの体制を改めております。
2022年6月にサステナビリティ委員会を設置いたしました。

取締役会では、執行役員の業務の執行状況を監督するとともに、経営上の重要事項を決議しております。
経営会議では、執行役員の業務の執行状況を報告するとともに、経営上の重要事項を審議しております。
取締役会の諮問機関として、指名・報酬委員会を設置しております。
※通報相談窓口を社内・社外に設置しております。

▶コーポレート・ガバナンス情報

企業行動指針

当社は、「開拓者精神を貫き 社会に貢献しよう」の社是のもと、その社会的使命を果たすと共に、社会から信頼される企業となるため、次のとおり企業行動指針を制定しております。

(1) 消費者の健康保護を最優先に、安全、高品質の商品を提供する。
(2) 原料生産者、地域社会の人々と共に、北海道寒地農業の振興に努める。
(3) 法令を遵守すると共に、高い倫理観と責任感をもって行動する。
(4) 公正、透明、自由な競争を行う。
(5) 企業情報を積極的かつ公正に開示する。
(6) 環境問題への取り組みは、自主的、積極的に行動する。
(7) 良き企業市民として、積極的に社会貢献を行う。
(8) 風通しの良い企業、自由に物の言える企業風土の醸成に努める。
(9) 人権と多様性を尊重し、安全で働きやすい職場環境を実現する。
(10) 持続可能な社会の実現を目指す。