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2024年度マテリアリティ実績

2024 年度のマテリアリティ当社取り組み実績について、下記のとおり概要を報告します。
(詳細については、各項目のリンクよりご覧ください)

持続可能な農業への貢献

減農薬・減肥料・省人省力化に向けたてん菜栽培技術や新品種の開発、導入や農業資機材の普及に努め、概ね目標を達成しました。
有機農業を視野に入れた製品や栽培方法の普及や、牛の健康に寄与する飼料の開発にも取り組んでおります。

気候変動への対応

事業活動における CO₂排出量削減の取り組みを進めており、今年度は Scope1,2 において 9%の CO₂排出量を削減しました。
新規購入する社用車は原則 HV 車とし、製品の輸送方法についても、改善に取り組んでおります。
国内外への育苗資材・技術の普及により CO₂の吸収への寄与を目指しており、酪農におけるメタン発生を軽減させる飼料の開発も進めております。

資源の有効活用

製糖工程で発生する産業副産物を土壌改良剤やセメント原料等として有効活用する取り組みを行っており、今年度の有効利用率は、目標を上回る 98%となりました。
冷却塔の導入やてん菜の貯蔵管理方法の見直しにより、水資源使用量の削減についても、目標を達成しております。
てん菜原料輸送に関わる車両の大型化、てん菜貯蔵管理におけるデジタル技術やアプリの活用等による省人省力化の取り組みも進めております。
脱・省プラスチックを目指し、当社製品の包装容器類について、新たな素材の検討も行っております。

食の安全・安心

食品安全の国際規格である FSSC22000 の認証を維持し、従業員に対する食品安全意識向上のための教育等も、継続的に実施しております。
また、製品包装における記載内容の工夫やイベントの実施により、企業や製品に対する信頼感を持っていただけるよう努めております。

働きやすい環境の実現

従業員が働きやすい環境を実現するため、ハラスメントや労働安全に関する研修等を継続的に実施しております。
また、育児休業を取得しやすい環境の整備を進めており、育児休業の取得率は、男女ともに目標を上回る実績となりました。
若年層へのフォローや多様な人材育成のため、面談や研修の機会も多く設けております。

地域社会への貢献

多くの方に当社の事業活動や砂糖についての理解を深めていただくため、ビート資料館の展示内容の充実を図っております。
ビート資料館フェスタ開催や自社製品の寄付活動、地域イベントへの参加を通じ、地域社会の一員として、皆様のお役に立てるよう努めております。

以上、2024 年度は、概ね目標を達成しております。
目標に到達してないマテリアリティについては、課題と解決に向けた取り組みを整理し、2025 年度以降の取り組みに反映してまいります。
今後もマテリアリティの確実な実行や世界情勢の変化に合わせた計画見直しを行いながら、事業継続のため、全社一丸となって活動していきます。

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア