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ご挨拶

日本甜菜製糖株式会社 代表取締役社長 石栗 秀

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大正8(1919)年、国内での砂糖自給体制の確立と北海道の開拓推進を図るため、当社の前身である北海道製糖(株)が創立され、昭和22(1947)年日本甜菜製糖(株)への商号変更を経て、令和元(2019)年に創立100周年を迎えました。

私たちは会社創立当時から、てん菜糖事業を通じて北海道畑作農業の持続的な発展、北海道地域経済の発展に努めて参りました。また、国産原料を使用した砂糖を安定的に供給することで、国内食料自給率の維持向上に貢献してきております。

創立100年の節目を迎え、私たちの存在意義や社会的役割を見つめ直すために、ニッテングループの全従業員を対象とした150回以上に及ぶ小集団討議を経て私たちのパーパスを制定しました。

畑から、食卓へ。
てん菜から広がる可能性を見いだし、
人と環境にやさしいものづくりで、
北海道、そして日本の未来に貢献します。

今日、北海道農業をめぐる環境は大きく変化しようとしております。長年続く砂糖消費量の減少傾向に端を発して、てん菜栽培面積に見直しの動きが出ております。北海道の輪作体系の柱であるてん菜の持続的耕作に向けて、私たちは①砂糖の消費拡大、②てん菜の新規有効活用、③新たな品種や栽培技術の提案という3つの解決策を考えております。今回は②と③についてコメント致します。

てん菜は、これまで主として甘味資源や飼料用途として利用されてきました。今後は、てん菜のCO2高吸収作物という側面に注目し、てん菜が吸収したCO2を新たな物質生産に利用することで、てん菜の耕作面積の維持向上と地球温暖化対策に貢献することを目指します。具体的には、てん菜糖蜜と微生物技術を組み合わせたセルロースナノファイバーの開発や微細藻類等を用いたバイオ燃料(SAF)の研究に着手しております。セルロースナノファイバーはてん菜が固定したCO2を長期間にわたり固定すると共に、自然界で分解される環境に優しい新素材として無限の可能性を秘めております。私たちはてん菜を使い尽くすまで、可能性の探求を続けて参ります。

令和5(2023)年は8月後半以降の高温多雨の気象環境と褐斑病蔓延等の影響を受け、全道的に歴史的な低糖分原料となりました。私たちはこれまでも褐斑病に強い品種の提案を行って参りましたが、今年からは新たに極強品種の普及に努めて参ります。また、除草剤散布回数削減に対応する品種も実績を上げてきております。このような新たな品種の提案は農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」にも合致する技術であり、生産者の皆様方の強い味方になるものと期待しております。今後は高温環境を見据えた新たな栽培技術の開発等にも取り組み、持続的な北海道畑作農業に貢献して参ります。

皆さまには、引き続き一層のご高配を賜りますよう、心からお願い申しあげます。

2024年2月

日本甜菜製糖株式会社
取締役社長
石栗 秀

 
 

 

 
 
 

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア