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ラフィノースFP 製品解説

ラフィノースFP

てん菜由来の天然オリゴ糖
高純度結晶粉末
非吸湿性

INDEX

ラフィノースとは


ラフィノースは、植物に含まれる代表的なオリゴ糖で、大豆を始め、トウモロコシやジャガイモ、ムギなどに含まれ、
普段の食事より摂取している成分です。
難消化性であり、食すると大腸の善玉菌であるビフィズス菌等のエサになり、腸の調子を整える働きがあります。
当社では、砂糖の原料であるてん菜中のラフィノースを、てん菜糖蜜から独自技術で分離精製し、高純度結晶を製造しています。
ラフィノースは、ショ糖(グルコース+フルクトース)にガラクトースがα結合した三糖類です。

健康機能性

ビフィズス菌増殖効果


ラフィノースは、胃や小腸で消化吸収されることなく大腸に達します。
大腸内に棲息する善玉菌のビフィズス菌はラフィノースを栄養素として資化し増殖します。

整腸作用

大腸に達したラフィノースは腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサとなって腸内を酸性化するとともに、
ウェルシュ菌等の悪玉菌の増殖を抑制し、アンモニア等の悪臭有害成分の腸内発生を低下させます。
また便秘を改善することが報告されています。

      



 
 
 
 
 

難消化性(エネルギー値)


ラフィノースは、胃や小腸で分解・吸収されないためエネルギーになりにくく、
血糖値が気になる方にも安心です。

素材特性

外観・味の特徴


白色粉末で、ほのかな甘みがあります。
甘味度はショ糖の20%強で、甘味の質はショ糖に似ています。

溶解度


ラフィノースは水溶性であり、水100gに対し室温(20℃)では約17g、4℃では約6gのラフィノースが溶解します。

安定性

①酸性条件における熱安定性
ショ糖と同等の安定性がありpH4、95℃、30分加熱でも殆ど分解しません。
pH3.5以下で加熱しますと、メリビオースとフラクトースに分解し始めますが、メリビオースは安定でそれ以上分解しません。
メリビオースもラフィノース同様、難消化性でビフィズス菌を増殖させる効果があるオリゴ糖です。
分解で生じたメリビオースと残存したラフィノースを合わせると、pH3.0付近でも約80%のオリゴ糖が残存しています。

②加熱安定性
加熱安定性はショ糖と同等であり、160℃まで煮詰めても殆ど分解せず、レトルトなどの加熱処理食品に使用できます。
180℃まで加熱すると、メリビオースとフルクトースに分解していきますが、メリビオースは安定で大部分残存します。

保存性

ラフィノースは25℃、6ヶ月保存において、pH4.0の場合では大部分のラフィノースが残存します。
pH3.0以下で保存した場合では分解が進みますが、生じたメリビオースは安定で大部分が残存します。
尚、低温保存(5℃)の場合は、pH3.0でもラフィノースは殆ど分解しません。
オリゴ糖(ラフィノース+メリビオース)で見ると、保存期間6ヶ月においてpH3.5で88%程度、pH3.0で75%程度が残存します。

吸湿性

ラフィノースは5水和物結晶として安定であり、吸湿性が非常に低いことが特徴です。
湿度が90%で6ヶ月保存しても吸湿しません。

着色性

ラフィノースは非還元性のため、メイラード反応による着色性が低い特性があります。

製造

用途

「ニッテンラフィノースFP」はほのかな甘さを感じる程度で、
健康志向の食品素材として味への影響を気にすることなく幅広くご使用いただけます。
吸湿性のないラフィノース結晶粉末を高含有しており、
造粒・打錠特性も高いことから、各種サプリメントへの配合に最適です。
吸湿を嫌うプロバイオティクスとの混合も好適です。

【使用例】
サプリメント:顆粒、打錠、粉末、ドリンク剤など
菓子類   :和洋菓子、キャンデー、キャラメル、打錠菓子など
パン類   :菓子パン、ドーナツなど
飲料    :野菜飲料、粉末スープなど
その他   :乳幼児用粉ミルク、米飯など

畑から、食卓へ。

てん菜産業のパイオニア